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スプリントプランニングによって何が嬉しいのか

The Scrum Guideでは、スプリントプランニングでは以下を行うと紹介されています。

スプリントプランニングでは、以下の質問に答える。

• スプリントの成果であるインクリメントで何を届けることができるか?

• インクリメントを届けるために必要な作業をどのように成し遂げるか?

前者の質問は、PBLの各項目を実装することで何が実現できるのか?スプリントの目標をどこに定めるか?ということです。 このスプリントの目標は、スクラムではスプリントゴールと定義されています。 スプリントゴールの例は、「レスポンスタイムをX%早くする」「システムAからシステムBへ移行する」などが挙げられます。 スプリントゴールについては下の記事がわかりやすくまとまっています。

https://www.scrum.org/resources/blog/getting-done-creating-good-sprint-goals

また、後者の質問は、スプリントゴールを達成するためにどのような作業が必要か考えることです。 スプリントで行うPBLの項目と、各項目を実現するために必要な作業の一覧を合わせたものは、スクラムではスプリントバックログとして定義されています。 例えば、PBLの項目として「開発者がアカウント情報をAPI経由で取得できる」というものがあった場合、それを実現するための作業としては「Controllerクラスの実装」「Repositoryクラスの実装」「DBの設計」「DBへのマイグレーション」などが挙げられます。

このようにスプリントプランニングを行い、スプリントゴールとスプリントバックログを作成することによって、スプリントの目標ややるべき作業をスクラムチームメンバー間で理解し、共有することができます。

参考資料

https://www.scrumguides.org/docs/scrumguide/v2017/2017-Scrum-Guide-Japanese.pdf

https://www.pastoraldog.com/THESCRUMPRIMER_ja.pdf

Getting to Done: Creating Good Sprint Goals | Scrum.org