daisuzz.log

プロダクトバックログについて考えてみる

プロダクトバックログってなんだっけ?と改めてふと思ったので、スクラムガイドを読んでみます。

スクラムガイド(2017)では、プロダクトバックログの定義は

The Product Backlog is an ordered list of everything that is known to be needed in the Product. It is the single source of requirements for any changes to be made to the product.

と書かれています。日本語版(2017)だと、

プロダクトバックログは、プロダクトに必要だと把握しているものをすべて順番に並べた一覧である。プロダクトに対する変更要求の唯一の情報源である。

と訳されています。

これを読むと、プロダクトバックログは「プロダクトが将来どうなってほしいのか?」「プロダクトをどうしたいのか?」ということを一覧にしたもの、というように読み取れます。

バックログに積む適切な例としては、ショッピングサイトの開発であれば「商品を閲覧できる」「購入したい商品をカートに入れることができる」「カートの商品を購入できる」「気になる商品をお気に入りに登録できる」などがありそうです。

また、既存の決済機能にバグが見つかった場合は、「商品の購入に失敗せずに決済することができる」などのバグ修正をバックログに積んだり、「ページアクセス後0.2s以内でページが表示される」などパフォーマンス改善をバックログに積むことも問題ない気がします。

一方「xxxClassの実装」, 「開発環境の構築」, 「API設計」,「ER図の作成」など、本来プロダクトへの要求を実現するための手段を、ストーリーとして積んでしまうのは間違っているのかなと思います。

他にもいろいろな資料を読みましたが、自分の中では、プロダクトの「あるべき形」を一覧にしたものがプロダクトバックログ という結論になったので、今回はこれでおわりにします。