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育休明けの仕事復帰後の情報収集

去年の12月に第一子が生まれて、約半年の育休を過ごしている。

仕事復帰後の情報収集に今から不安を感じているので、どういう情報を収集できそうか思いつくものを書いてみた。 ちなみに収集した情報はそのまま業務に活かしたり、育児と両立した働き方や今後の自分が行うべき仕事を考える材料にしたい。

前提

今回は組織や担当プロダクトに関する情報収集について書きたかったので、要素技術のキャッチアップについては対象外としている。

また、自分の職種や役割, 組織構成など、置かれている状況によって取るべき情報は変わるかつ、ここで書いたもの以外でも取るべき情報はいくらでもある。 あくまでソフトウェアエンジニアの自分が育休から復帰する場合に、所属組織や担当プロダクトについて個人的にしたいと思っている情報収集を書いているので、その前提で読んでもらえれば嬉しい。

どんな情報を収集できそうか

  • 育休前の情報
    • どのような働き方をしていたか
      • 自分がどんなペースでどんな時間に働いていたか
    • どのような仕事をしていたか
      • どういう役割を任されて、どんな案件を行なっていたか
    • 宿題となっていたものがないか
      • 引き継ぎをしていれば、業務関連の宿題はほとんどないはず
      • アカウント周りの再発行や、通知対象に自分を入れたり、事務的な手続き/申請の確認をする
  • 育休後の情報
    • チームの変化
      • 人の入れ替わり
        • 新規メンバーの性格やスキルなどを聞いてみたり、雑談してみたり
        • 離任メンバーがいる場合は、その人が離任した後どんな影響があったか
      • 役割の増減
        • 新しく作られた役割がないか、ある場合誰がその役割を担っているか
        • 不要になった役割がないか
      • チーム構成
        • 業務上コミュニケーションを取る組織やチームが増えたり、減ったりしていないか
        • 組織やチームが増減したのはどんな理由か
      • チーム内のルールやプロセス
        • 開発フローやガイドライン、運用手順が変わっていないか
        • メンテ予定など特定の期間だけ注意しないといけないイベントがないか
    • プロダクトの変化
      • 市場の状況
        • 法改正など市場に大きい影響を与える事例があったか
        • 競合との関係性が変わったか
      • 売上やKPIの状況
        • 事業課題で大きく変わった点がないか
        • 打ち手の優先度が大きく変わっていないか
      • リリースされた案件
        • 不在の間にどのような案件がリリースされ、それによりどんな影響があったか
        • 案件の中でどういった工夫や課題があったか
        • 案件で追加/修正された実装の変更内容は具体的にどういったものか
      • 開発中の案件とその状況
        • どんな案件を開発しているか
        • どの人/チームが担当しているか
        • 今やっているタスクはどういったフェーズのものか
      • 開発予定の案件
        • どんな案件が直近控えているか
        • 案件の優先度が変わったか
      • 中長期のロードマップ
        • プロダクトの方針として大きく変わった点がないか
        • 求められる役割や機能が変わっていないか
      • 発生した障害
        • 障害がいつどこでどの程度の規模で発生したか
        • どんな対応策を取って解消したか
      • システム構成
        • リリースされた案件によってデータの流れがどう変わったか
        • 追加もしくは削除されたコンポーネントがないか
        • 追加もしくは削除された外部連携先がないか
      • ツールやライブラリ
        • 押さえておくべき開発言語や要素技術が増えていないか

おわりに

毎日睡眠不足と闘いながら家事や育児をやっていて大変だが、子どもがなによりも可愛くて大変さを吹き飛ばしてくれる。

当初は、育休を半年取ることで自分のキャリアに空白ができてしまうことに多少不安を感じていた。 ただ、実際育休を取ったことで、子どもに100%向き合うことができ、出産後の妻を支えながら二人で全力で育児ができている。 この時間は、自分の人生において何事にも代えられないかけがえのない経験になっているので、育休を取って大正解だった。 比較的長い期間育休を取ることを迷っている人がいれば、ぜひ長い期間育休を取ることをオススメしたい。

仕事復帰の不安はあるが、復帰のタイミングで今回の記事を見ながら情報収集をして一つずつ不安を解消していきたい。